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The Freewheelin' Bob Dylan〜ディランのノーベル文学賞受賞〜

2016.10.29(21:28) 327

ボブ・ディランのノーベル文学賞騒ぎに一言。

今朝、ボブ・ディランがノーベル文学賞を受諾する、という
報道がありました。「光栄だ」とも。

反戦シンガーとか、フォークソングの神さまとか
いう報道やコメントが踊ります。
そしてこの間、その世代の方々から、
「ボブ・ディランがノーベル賞を受諾するはずがない」とか
「拒否するのが彼らしい」という言葉を聞きます。

でも、それっと本当にそうかな、と思うんですよね。

そして、一面的に、「平和を望む反戦フォーク歌手」という
扱いを本人は絶対にイヤがる、と思うんですよね。

「風に吹かれて」はセカンドアルバムの収録曲でした。
ピーター・ポール&マリーのカバーが大ヒット。
そして、本人のアルバムやシングルも大ヒット。

そしてその曲が当時の学生運動や公民権運動に持ち上げられ、
(本人も最初は悪い気はしなかったでしょうが)
フォークの神さまとして持ち上げられる。

1963年のキング牧師の「私には夢がある」の講演が行われた
ワシントン大行進にも参加。ボブ・ディランも歌っています。
「フォークの貴公子」「時代の代弁者」として持ち上げられますが、
本人やとてもそうした扱いを嫌がっています。

反戦や公民権運動の団体からも、そうした運動に参加している
若者からも、マスコミからも、そうしたラベルを貼られて
扱われることをとっても嫌がっていました。

その後、バンドを率いては、やじられ、
エレキギター持っては罵声を浴び、
裏切られた、商業主義だ、と批判される。

その後、カントリーミュージックに傾倒したり、
ゴスペルなんかも歌ったり、批判されてきた。
ミュージシャンとしての歩み。

70歳を超えた現在でも、
ツアーを周り、アルバムを出し続けている。

「反戦の神さま」「フォークの神さま」といった報道に対して、
どう思っているか、と思うと、昔と変わらないなあ、と。
感じているのではないか、と思う。

誰もが、ボブ・ディランを自分の思うディランにしたい、と願っている。

ノーベル賞にしても、報道にしても、
ディランからすると、自分の墓石を
無理矢理作られている気分だったかも、と想像しています。

最近のツアーでは、「Blowin in the wind」を
アンコールで必ず歌っているみたいです。
(ホームページに載っていました)

ノーベル文学賞の受賞、いろいろと評価があると思いますが、
メモ代わりに書いてみました。

また、ノーベル賞自体、爆弾の収益でもうけた賞で受けないだろう、と
いう言葉や報道も聞きました。

でも、どうだろ。
ダイナマイトって、道路やトンネルといった建築現場、
様々な資源を掘ってる現場でも使われていて、
それを否定するってのは、ある意味、文化や文明全体を
否定するかも、と思ったり、などなど。

最後にしますが、授賞式では、スピーチをするのではなく、
ただ、『Subterranean Homesick Blues』を一曲歌って
終わりにして欲しいなあ、と思っています。

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