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現代における戦争についての雑考(6)ー無差別爆撃(空襲)をどう捉えるか その2ー

2015.08.15(18:47) 302

現代における戦争についての雑考(6)
ー無差別爆撃(空襲)をどう捉えるか その2ー

 空襲には、国際法上や戦時協定みたいな形で様々な理解の仕方があると考えられています。また、日本の戦争責任を考えるとき、重慶爆撃は適法であった、東京大空襲、広島、長崎への原爆投下は違法であった、など様々な捉え方がされ、それがまた議論の火種となっています。また、日本においては、いわゆる軍人であった被災者には恩給が支給されるのに対して、一般の人では、空襲などで被災、傷病を負ったとしても、何も支給されていない、ということで国相手の裁判もあります。また当然のこととも言えますが、無差別爆撃(空襲)という戦法を用いたアメリカに対する批判もあり、その責任に対して謝罪などの行動を取るべきだ、という主張もあります。
 が、なぜアメリカが空襲という戦法に取るに至ったか、ということをあまり考えてこなかったのではないか、と思うのです。そして、そんなことを感じたのは、アメリカ軍が上陸し、過酷な地上戦が戦われた沖縄戦におけるアメリカ軍の多大な被害がそうさせたのではないか、と感じるからです。(そのうち、時間があれば調べてみたいのですが)

 沖縄戦における犠牲者の数を調べてみた。(Wikiより)
県外出身者死者・行方不明者 65,908人
沖縄県民死者・行方不明者 122,228人
(内民間人死者 94,000人)
アメリカ軍死者・行方不明者 14,006人
イギリス軍死者 82人
アメリカ軍戦傷者 72,012人

 アメリカ軍にとっては、沖縄戦は第二次世界大戦(アジア太平洋戦争)における最大級の犠牲者を生み出した戦いであったと言われる。また、日本側も、本土決戦(ヤマト)の準備のための時間稼ぎのための捨て石と考えられたため、兵士にも一般人にも多くの被害が出た。そして、その後、本土への空襲が始まるのだが、日本中にもたらした空襲には、沖縄戦における日本軍の戦い方が影響をもたらしたと感じている。
 たとえ一般人に対する空襲が違法であり、人道上許されない行為だとしても、沖縄戦のように、兵士が一般の人々に紛れて戦闘を行うような状況が続けば、当然、一般人も戦闘員であるとして、空襲という戦法を行使する意見を後押しするのではないだろうか。たしかに、沖縄戦は、本土に対する攻撃を遅らせる効果があったかもしれない。しかしアメリカ軍の戦法として、空襲という戦法を選択させてしまった。多大な犠牲を生み出したとしても、早く終わらせるためであった、という理由によって原爆投下と同じように正当化されるであろう。
 また東京大空襲によって10万人への被害が出ても、多くの都市における空襲によって多くの被害者が出ているのに、降伏して戦争を終わらせる選択を取らなかった戦時中の日本政府の選択と相まって、多大な犠牲者を生み出す要素となったと言えないだろうか。

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