FC2ブログ

タイトル画像

かなの家のこと

2010.06.11(16:38) 35

静岡に「かなの家」という知的ハンディを持った人と一緒に生活をするグループホームがある。
わたしの母も名古屋においてラルシュというグループを創立することを夢見て活動しているが、
日本で初めてのラルシュのグループである。

かなの家

牧師になるための勉強をしていた神学生時代、このグループで2週間、お世話になった。
わたしはプロテスタントの信仰、かなの家は基本的にはカトリックの信仰を持っており、
いわゆる様々なハンディを持った人と、いわゆる健常者(?)の自分が一緒に生活するということ、
様々なところで違和感を感じながらも、あの経験は今の自分の一部を形成しているように思う。

「共生」という言葉がある。
当たり前のことだが、趣味や思想が一緒の存在と共に暮らすことは容易いと言える。
しかし、まったく趣味や思想が違う存在と暮らすことはとても難しい。
が、日常生活を共に営む中で、お互いの理解が拡がり、暮らしやすくなる。
そんな実感を持たせてもらったところであるし、
同時に異なる人と共に生活することの困難さを感じさせてもらった。

聖書を読んでいても、原始教会の人々が、財産を持ち寄って、
共同生活を営んでいたことが記されている。(使徒2:43-47/4:32-37)
理想的と思っていても、とても難しいことである。夢物語だ、
いろいろ考えたとしても、素直に無理だ、とも思う。

かなの家での経験は、その共同性が、常に完成したものがそこにある、
ではなく、常に創造しようとする営みであることを実感させてくれた。
スポンサーサイト




周縁自体


2010年06月
  1. かなの家のこと(06/11)
次のページ
次のページ